2016 審査結果
このたびは、ファブ3Dコンテスト2016にご応募をいただきありがとうございます。
全カテゴリー合計74名の応募をいただきました。最終審査結果をご報告します。
最優秀賞作品
CATEGORY 4
プロ / セミプロの部
Reacushion
(リアクッション)
譜久原尚樹
東京都 サービスエンジニア

優秀賞作品
CATEGORY 1
小学生・中学生の部
CATEGORY 2
家族の部
CATEGORY 3
フリースタイルの部
特別賞受賞作品

CATEGORY 1
小学生・中学生の部
CATEGORY 2
家族の部
3D Printed IoT
Pet Feeder
高橋 秀
中学生 (St. Mary’s International School)

CATEGORY 3
フリースタイルの部
CATEGORY 4
プロ / セミプロの部
ファブ施設賞
最優秀賞ノミネート作品を各カテゴリーから一点選び、2次審査にて、最優秀賞1作品、優秀賞3作品を決定しました。また各カテゴリー一点ずつ、魅力ある作品を特別賞として選定いたしました。カテゴリー4は、実戦大会にて評価・決定致しました。
また今回のコンテスト応募にあたり、各地のファブ施設にご協力いただきましたので「最優秀ファブ施設賞」を設けることにし、各カテゴリーからの推薦により決定致しました。
2次審査および授賞式は、慶應義塾大学 SFC オープンリサーチフォーラムのセッションプログラムとして公開にて開催致しました。
尚、カテゴリー2,3,4のすべての応募作品はFabbleに投稿されています。たとえば下記のようなキーワードで検索をすることで作品の一部を閲覧することができます。
「コンテスト」
http://fabble.cc/search?utf8=%E2%9C%93&q=%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88
「ファブ3Dコンテスト」
http://fabble.cc/search?utf8=%E2%9C%93&q=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%963D%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88
ファブ3Dコンテスト
第2次審査のご報告
ファブ地球社会コンソーシアム代表
慶應義塾大学 環境情報学部 教授
田中 浩也

世間の流行やブームとは関係なく、3Dプリンタは、実に面白いメディアだと思います。なぜならば、使う人の個性が出るからです。また、3Dプリンタ自体もまだまだ発展途上の技術です(いろいろ技術的問題が山積しているのは、周知のとおりです)。これからも進化していくこの技術を、「人間の創造性を発揮するためのパートナー」として、正しい方向に導いていくのは、私たちの役目だと思います。
今回は公開審査の会場において、各カテゴリー審査委員長4名の投票の末、最優秀賞を決定いたしました。この作品はカテゴリー4の実戦大会においてダントツの成績を叩き出したものです。「3Dプリントエッグドロップ」は、今後、被災地にドローンで大切な物を届けたり、コンテナで壊れやすいものを運ぶ際にも応用可能な、技術の試金石になる大切な競技だと考えています。今回の記録が、これから長い年月をかけてどこまで伸びていくか、見届けていきたいと思っています。
また同時に、他のカテゴリーでは、小学生、中学生、高校生の創造性が光っていました。若い人間が大人になっていく成長の年齢に、技術の進化がシンクロしていることはきっと大切で、私の若いころはそれが「コンピュータ」でしたが、いまの若い世代にはそれが「ファブリケーション」になるのでしょう。
最後に、第1回ファブ3Dコンテストの成功にご尽力いただいた、応募者の皆様、副賞を提供いただいた関連企業の皆様、制作をサポートいただいた全国各地のファブ施設の皆様、協力メディアの皆様、実戦大会に会場をお貸しいただいた皆様はじめ、関わっていただいたすべての皆様に深く御礼を申し上げます。メーカーからユーザーまで、3Dにかかわるすべての人々が出会える場まで高めていくことが、このコンテストの真の目標です。来年第2回も、3Dプリンタ関連技術の進化、そしてユーザーコミュニティの広がりと並走しながら、よりよいコンテストに発展させていきたいと考えています。
※ 第1次審査のご報告は各カテゴリーページに掲載しておりますので、あわせてご覧ください