(C) 慶應義塾大学 SFC研究所 ファブ地球社会コンソーシアム


当コンソーシアムは、デジタルファブリケーション技術が浸透する社会における、働き方の変化、ライフスタイルの変化、価値観の変化を捉え、文化と産業の新しいかたちを検討する集まりです。特に「ファブシティズンデザインワーキンググループ」では、デジタルファブリケーション技術のうち、特に発展が著しい、3Dプリンタ、3Dサービス関連事業者のコンソーシアム参加を募集しています。本ポータルサイトは、3Dプリンタにまつわるさまざまな情報をコンソーシアム会員から集約し、整理して一般に発信することで、3D文化と産業の発展を促進する目的で構築されました。

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テーマ:未来の楽器       対象:中高生

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FAB甲子園

今まで誰も見たことのない「未来」を感じさせるような、新しくて「カッコイイ/カワイイ」楽器を募集します

パッと一目楽器を見ただけで「何これ!カッコイイ!カワイイ!」と思ってしまうような外見(形・色・質感)をした楽器、素人がちょっと演奏しただけでもカッコイイ/カワイイ「響き」がする楽器、パフォーマーが思わず創作意欲をかき立てられるような、「カッコイイ/カワイイ演奏」を引き出してしまう楽器を募集します。

○応募ルール

(1)  中学校もしくは高校に在学していること。

(2)  ファブ技術で音を楽しんでいる様子(30秒以内)を収めた動画を投稿すること。

(3)  試行錯誤や失敗も含め、思考や制作のプロセスをできるだけ詳しくFabbleに記載してください。

(4)  家族・学校・FabLab 等のサポートを得ることは自由です。ただし、サポートを受けた場合は、サポートした人・組織等を明記して下さい。

○審査基準

・3Dファブ技術が効果的に使われているかどうか :  25%

・奏でられた音が「FABulous!」かどうか : 25%

・作品の見た目が「FABulous!」かどうか : 25%

・試行錯誤や失敗も含め、思考や制作のプロセスが詳しく書かれているかどうか。25%

○全カテゴリー共通条件

(1) 応募作品は、3D プリンタなどのデジタル工作機械等を活用し制作した作品に限らせていただきます。

※ただし各カテゴリーによって若干の指定がありますので、各カテゴリーの規定をご確認ください。

※ 3Dプリンタの機種やメーカー、方式、材料は基本的に問いません。

 

(2) 作品の著作権は応募者に帰属します。また、すでに発表された作品等でも構いませんが、 過去に受賞歴のある作品は応募不可とします。制作費用は全てご自身でご負担ください。

 

(3)カテゴリー1を除き、応募作品の提出には、慶應義塾大学で運用している制作日誌共有システム Fabbleを用い、作品のみならず、そのつくりかた、3D データ、 写真、映像等の「レシピ」を公開していただきます。

 

(4)審査については、各カテゴリーの評価基準によって評価が行われます。詳細はWEBサイトをご覧ください。

カテゴリー3 審査員

2017年度

カテゴリー3 第1次審査通過作品と講評

(1)  審査プロセス・ポイント

カテゴリー3のテーマは「FAB甲子園~未来の楽器~」です。若い世代に未来の音楽・文化を創造してほしい、ファブ技術で新しい楽器を自分で作り、パフォーマンスして、誰も見たことない音楽をクリエイトする若い世代がどんどん生まれてくると面白いのではないか、そんな願いを込めて、カテゴリー3は今年より新たに開始されました。音楽には、人々の心を魅了し、社会を動かす「求心力」があります。この「求心力」を中高生たちがワクワクしながら自然と生み出し、競い合えるような枠組みをつくりたいと思い、「カッコイイ/カワイイ」未来の楽器をつくろう、という直感的に理解しやすいテーマを設定しました。審査プロセスでは、1)3Dファブ技術が効果的に使われているか、2)「未来」を感じさせるか、3)見た目が「カッコイイ/カワイイ」か、4)出音が「カッコイイ/カワイイ」か、5)パフォーマンスが「カッコイイ/カワイイ」か、という5つの観点から審査を行いました。

(2) 優秀賞作品についての審査講評

arm

今回の応募作品の中で、カテゴリー3のテーマに最も合致する「カッコイイ/カワイイ」楽器でした。ファブ技術の使用、将来性、見た目、出音、パフォーマンス、全ての採点項目おいて高い評価を得た作品です。ファブ3D技術をフルに活用して製作され、かつその過程が詳細にドキュメントに記載されていた点、3Dモデリング・スキャン・プリント技術を効果的に使用し、自分の腕(arm)と楽器を「一体化」した点、スピーカーの「カワイイ」配置デザイン、電子基盤とケースのフィッティング、フィレット加工、ネーム彫りなど、随所に行き届いた「こだわり」があり、ファブによるモノ創りの素晴らしさと、「未来の楽器」の可能性を感じさせる優秀な作品でした。

(3) 特別賞作品についての審査講評

float gyration

最後までArmと優秀賞を競った作品です。float gyration の直訳は、「浮遊旋回」。浮遊した旋回物で音を奏でるという「未来の楽器」にふさわしいユニークな発想に驚きました。3Dデータの作成とモデリングも詳細で秀逸でした。3Dプリント時に偶然出来上がった「年輪模様」もカッコよかったです。磁石を使用して楽器を「浮遊」させるというビックリな展望アイデアもあり、今後の発展に胸躍る素晴らしい作品でした。

(4) 特別賞(ヤマハ推薦)についての審査講評

未来の楽器 ~手ルミン~

今回のカテゴリー3の応募作品の中で、演奏している姿が最も「カッコよかった」作品です。暗闇の中で楽器を演奏する様子に思わず引き込まれました。出音も良く、楽器としての完成度が高かったです。制作過程がとても楽しそうで、ワクワクしながら楽器を作っている様子が目に浮かびました。「手ルミン」というネーミング通り、自分の手がテルミンになってしまう、というアイデアも良かったです。

(5) 特別賞(審査員推薦)についての審査講評

距離で音が変わる楽器

考案から試作・プログラミング・電子工作・3Dプリント、組み立てから完成に至るまで、第三者が制作を忠実に再現できるほど詳細なドキュメントが用意されており、隅々まで行き届いた配慮を感じさせる秀逸な作品でした。超音波距離センサーとジョイスティックで音高を操作する発想も面白かったです。音名がディスプレイ表示され、「この音を出すにはどう楽器を操作すればよいのだろう」と、演奏者の想像力を掻き立て、演奏者の新たな「身体性」を引き出す点に大きな可能性を感じました。

 

 

ROTOPS

離散的な音高ではなく連続的な音高に着目し、新しい形状に挑戦しようとした点がとても良かったと思います。「ナニコレ!?」と思わせる見た目の楽器で「星に願いを」を演奏したのが面白かったです。宇田さんという方によるウダーという楽器(http://uda.la/)を参照しつつ、さらに自分なりに発展させていくと、面白いアイデアへと発展するのではないかと思いました。「未来を感じる楽器」とは一体どういうことなのか、丁寧にブレインストーミングし、構想してから制作を開始した点が素晴らしかったです。

kenji kohiyama

arm

大嶋 俊之

kenji kohiyama

float gyration

小野 侑誠

未来の楽器 ~手ルミン~

滑川 寛

距離で音が変わる楽器

清水 大輔

ROTOPS

中山 成史

 

審査員

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